2020/02/21

Alfa Romeo MiTo

借りました。憧れのアルファ。
備忘録落書きです。

アルファロメオに持ってるイメージってどんなのですか?
「すぐ壊れる」「伝統のあるメーカー」「未だにマニュアルを積極的に作る会社」「とにかく壊れる」などなどいろいろあると思います。
僕のイメージは「運転するのが楽しい車」です。
一度は乗ってみたいけど、諸々のハードルが高すぎてなかなか乗れない車。そんなイメージ。

借りたのはMiTo
現代のアルファロメオでは一番小さいのかな?(受注終了してるけど)

1280kgの車体に1.4Lターボで155馬力みたいです。
数字だけ見ると先のAudi TTの方が良さげな数字、しかしこっちは10年後の車だけあって、D.N.Aシステムなんて大層な名前のモード切替や6速MTがくっついています。
内装もゴム部分以外は特に痛んでなく、まあ国産車より痛みが早い気はするがこんなもんかという感じ。

乗り込む第一印象はドアがとても重い。
3ドア車だぞ!と主張する長さと、走るぞ!と主張する分厚さ。これは駐車場で苦労しそうだ…。
まあこの見た目でちゃっかり3ナンバーですからね、仕方ない。
ドアと同じく分厚いサイドシェル上に輝くアルミプレートや、手触りで伝わる重厚なドアノブ
大興奮で全く写真がありません。

ペダル配置は特に感想なし。ブレーキとアクセルが離れてる気がするので、ヒール&トゥとかするなら工夫が必要なのかもしれない。
クラッチがちょっと重いのと、フットレストが結構手前にある気がします。
まあ外車は左ハンドルが本領発揮とは聞きますし、TTみたいに運転に難があるわけではないのでどうでもいい事でしょう。

エンジンをかけます。
今時珍しくなってきたキーを捻るタイプです。車はこうでなきゃね。

ミッションのストローク量は普通、シートポジションも普通。
思ったより低く座れないなぁという感想。ハンドルの奥行も調整できるのは良かったですね。

ノーマルモードで運転してみます。普通に運転する分には大人しいもんです。
2速と3速が結構離れてるのが気になるけど、下のトルクが分厚いので雑に繋げても頑張ってくれます。
名古屋環状線入口の急登坂も登れました。TTより坂道発進も楽かな?
その分高回転が楽しいエンジンではないかも。

高速に上がり、そのまま岐阜方面の山を目指します。
高速クルーズはTTの方が優秀かな。脚の設計思想が全然違う気がします。
ロールさせる脚ですね。特に後ろの突き上げがキツイ。
ハンドリングも軽く、ある程度マジになって運転しないと疲れるかも。結構じゃじゃ馬な挙動をします。
ギア比はすごく実用的、100km/hで6速2000回転ぐらいだったかな?追い抜きたいときは4速に落として踏み抜けば素早く追い抜けます。ここはTTよりいいところ。

はてさて、お山についたのでちょっと元気よく運転します。


あー、なるほどね。
これはとてもたのしいですね。

スコスコ入るミッションはシンクロが優秀なのか、ド素人の僕が運転してもうまく合わせてくれますし、持て余し気味なブレーキは「もうちょっと行けるかな?」という気にさせてくれます。
でも何といっても脚ですね。派手な挙動をするのに、後輪が地面についてる・ついてないを感じ取れる。こういう足もあるのか~。

車の嫌な挙動を徹底的に抑え込む思想ではないのかな?
早く走ろうとすると不正解なんでしょうけど、とても楽しい動きをします。
いける時はいける、いけない時はいけないと車が教えてくれる感覚。初体験です。

ひとしきり遊んだ後は名古屋市内へ戻り、環状線に上がることにしました。
ここでとても重大なことに気付きました。

「Dynamicモードに入れていない…」

そう、D.N.Aシステム中のスポーツモードとも言うべきDynamicモードを、折角のお山で試すのを、すっかり忘れていました。
悔やんでも返却時間は迫っているので高速道路で試してみると、ハンドルは重くなり、エンジンがまるで別物のように回して楽しくなりました。ついついシフトダウンして回してしまいます。
アクセルレスポンスもちょっと早くなったのかな?これはお山で試したかった…。

以上、かなり後悔が残りましたが、全体通してとても好印象なMiToでした。
良く言えばスリリングな、悪く言えば…悪く言えませんね。とても楽しい車でした。これがラテン車なんでしょうか。
こうなってくるとフランス車も気になりますね。208とか乗ってみたいです。

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