2017/10/27

ピスト用のリアタイヤ


そろそろ僕がピストに乗り始めて一年が立とうとしています。
仲間内でもピスト乗りが増えたので、ちょっとアドバイスというか、備忘録的なものを残しておこうと思います。
と言っても僕はトリック系のことはやらないので、ピストのリアタイヤについて。

ピストバイクに乗り始める理由は人それぞれでしょうが、固定ギアに乗る以上、絶対に「ブレーキを使わずに走りたい欲」は出てくると思います。
公道上でのノーブレーキの是非については語るまでもないでしょう。

とにかくブレーキを使わずに走るにはまず「スキッド」という技を覚えないといけません。
クランクに繋がっている足を止めてリアホイールをロックしリアタイヤを滑らせるアレです。
MASHの動画などで見たことがある人も多いと思います。僕もそのクチ。


Kyle on Diamond Heights to Elk from MASH TRANSIT PRODUCTIONS on Vimeo.

ブレーキシューの代わりにリアタイヤを減らして減速するわけですね。
ロードバイク等の他のスポーツバイクではまずやらない動きなので、少しリアタイヤに求められるものがロードバイクとは変わってきます。

ピストバイクで使われるリアタイヤの定番品といえば
・Vittoria RUNDONNER
・Continental GATERSKIN
・Vittoria ZAFFIRO
このあたりでしょうか
最近だとここに加えて
・WTB thickslick
が入ってきますかね。

自分が使ったものだとこれらに加えて
・Michelin DynamicSport
・BRIDGESTONE RR2LL
があります。
・Continental ULTRASPORT
も使ってる人が結構いますね。
よくわからないチューブラータイヤも使ったことがあるのですが、ここでは割愛。

この中で僕はスキッドの練習にはZAFFIROが良いなと思っています。

スキッドの修得にまず必要なのは「滑る・ロックする感覚をつかむ事」です。
ZAFFIROは何もしなくても滑ると言われるぐらいグリップが弱い上に、Vittoriaのロードタイヤに言えることですが他社製タイヤより空気圧が高めに指定されており、おまけにZAFFIROは安価で、しかも大抵のお店に置いてあります。
まさにピストバイクのリアタイヤに最適と言えると思います。
比べると若干Michelin DynamicSportの方が安いように思いますが、走行感はややZAFFIROの方が優れているかな?とも思います。

最初はまずZAFFIROをバンバン使ってスキッドを習得してから、RUNDONNERやGATERSKIN、thickslick等の「もつ」タイヤに移行するのが一番良いのかなぁと思います。
この3種の中でも今使っているthickslickが特にお気に入りで、かなり地面に「噛む」感触があり、減速している実感があります。(その分滑りにくいとも言えます)






自分がピストに乗り始めたころは周りに乗る人間がいたので彼らに教わりつつ乗っていましたが、あまりウェブ上に情報が転がってないなと思ったので書いておきました。
また何か思うところがあれば書こうと思います。



補足ですが、よくわからないタイヤしか使ったことが無いチューブラータイヤについて。
いわゆる「滑る系」の乗り方をする人でチューブラータイヤは維持費の観点から使う人は少ないと思いますが、チューブラーのスキッド音はめっちゃ気持ちいいので、一度は体験してみることを強くお勧めします。
(何かの拍子でチューブラーホイール生えないかな)

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