2017/06/09

気合と根性


ウチのサークルでは、しばしば(一部の三回生が)「気合と根性」という言葉を口にします。
元々は辛い状況で己を鼓舞する為の言葉だったように思います。
僕も好きでこの言葉を胸に秘めて走ることが多いのですが、最近意味合いが変わってきたなぁと思ったのと、このままでは危険だなと思ったので、自身への戒めも含めてここに記しておきます。

元々の「気合と根性」とは完全な精神論であり、物理的に辛い状況(体力の消耗,悪天候,キツイ斜度etc)に陥った時に精神が折れないようにする言葉だったはずなのですが、最近は(ネタ的に)物理的なトラブルに対してまで使われているような気がします。
ご飯が無いと体は動かないし、変速しないとしんどいわけで、そんなものに対して精神論は無意味です。
(物理的トラブルに対する解決法として無意味というわけで、そのトラブルも含めた状況に対する打開案として無意味というわけではありません。)

GWに本当の「気合と根性」を学ぼうと、東京理科大サイクリング部(以下TUSC)主催の「干からびラン」に参加しようと思ったのですが、直前のMTB事故で自身は不参加。
一緒に参加しようとしていたN川君のみを送り出す結果となってしまいました。(本当にすみません)

TUSCのOB(?)の方が動画にて干からびランの様子を公開されていたので、以下の埋め込み動画でご覧ください。(許可は得ています)
干からびラン from SOREARE on Vimeo.

どうでしょうか。

また、先日、僕の大学の別キャンパス農学部の新歓ライドに参加した時の様子がこちらです。


僕が衝撃だったのは、どちらもフラットバーのクロスバイクがいることです。(特に農学部ライドは半数以上がそうだったのでは)
農学部のライドは400mほどの峠を登るだけだったので別に登れないこともないのですが、耐久イベントとして(一部で)有名な干からびランでもフラットバーのクロスバイクがいたのは衝撃でした。(しかも総合3位で完走されています!)

また上記動画のTUSCさんのVimeoアカウントの他の動画を見ると、過酷、というかスケールの大きな旅でもチラホラとフラットバークロスバイクを見かけることができます。

これがほんとの「気合と根性」じゃあないかなぁと。
精神論は万能薬ではありませんが、こと自転車においてはかなり大きなウェイトを占めるのが精神ですので、こういったものを携行しておくのもいいのではないかなぁと思いました。
(使いどころを誤ったり、多用すると危険なのは言うまでもないので推奨はできないのですが)

(まあ過酷なものが良いものというわけではないのですが)

「気合と根性」について、再考するべきときが来ているのかなぁと思います。

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